ガスバリア性に優れた高機能フィルム包装材

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浅井工場でFSSC22000の認証を取得しました。

2015年4月27日

食品包装用三菱樹脂株式会社(2017年4月1日より三菱ケミカル株式会社)は、食品包装用を中心に幅広い分野で使用されている共押出多層フィルム※1「ダイアミロン®」において、当社の浅井工場ダイアミロン製造部(滋賀県長浜市)が、GFSI(国際食品安全イニシアチブ)認証規格である、FSSC22000 (Food Safety System Certification 22000) の認証を2015年4月10日付で取得しましたのでお知らせいたします。※登録証番号:JQA-FC0071

当社が、成長事業の一つと位置づけ、事業拡大に取り組んでいる共押出多層フィルム「ダイアミロン®」は、顧客のニーズに基づき、1枚のフィルムにガスバリア性や易開封性(イージーピール)、高耐熱性などの多様な機能をカスタマイズして提供する高機能フィルムで、食品包装用フィルムとして、深絞り包装※2、ラミネート原反、ピロー包装用、トレー包装、袋包装など様々な用途では多くの販売実績を有しています。様々なニーズに応じた機能のカスタマイズは、お客様にご評価いただいており、需要は年々伸長しています。

今回、浅井工場ダイアミロン製造部で認証取得した「FSSC22000」は、食品安全を目的とした国際規格で、カテゴリーが「A」から「K」まで分かれており、フードサプライチェーンにおける様々な業種で食品安全規格の取得が可能なものとなっています。ダイアミロン®は、カテゴリー「I」(食品包装、及び包装資材の製造)に分類され、規格取得のためには、食品安全のために、製造エリアだけでなく、従業員が使用する食堂、更衣室、トイレ、休憩室などを含めた衛生環境向上や交差汚染※3 防止、生産現場への入室管理、化学薬品の管理、テロリズムによるフィルムの汚染防止など、あらゆる危害要因のハザード分析が必要となります。当社では2013年より設備投資を行いながらリスク低減を図り、今回認証取得に至ったものです。

当社は、今後も、「ダイアミロン®」の優れた機能性、品質、提案力を最大限に活かし、この「FSSC22000」の取得と今後の継続的改善により、更にお客様に安心して使って頂ける品質の食品包装用フィルムを継続的にお届けすることに努めてまいります。

  • ※1 複数の樹脂原料を同時に製膜し、ガスバリア性や易開封性など複数の機能を持たせた多層フィルム
  • ※2 熱成形で凹みを持たせた底材とフラットのまま使用される蓋材の組み合わせで構成される包装形態
  • ※3 汚染度の低いものが汚染度の高いものに接触して汚染されること。例えば、汚染された作業区域と清潔な作業区域の間で人や物の流れが交差することによって起こる場合をいう。
【ご参考】
  • 1.FSSC 22000は、食品安全マネジメントシステムの国際規格「ISO 22000」と、それを補足する技術仕様書であるISO/TS 22002-4を統合し、国際食品安全イニシアチブ(GFSI)が制定したベンチマーク承認規格です。
  • 2.GFSI(Global Food Safety Initiative:国際食品安全イニシアチブ)は、The Consumer Good Forum(TCGF)の下部組織で食品企業が順守すべき食品製造などに対する安全基準を承認し、食品安全を確保する活動を行っている組織です。
  • 3.The Consumer Good Forum(TCGF)は、会員:流通業界・小売業・メーカー 約650社、70ヶ国(日本は80社)本部:パリ 会員の総売上高 約2.5兆ユーロ メーカーと小売業の同格組織で「新たな業界共通トレンド」、「サスティナビリティ」「セーフティ & ヘルス」「更なる基本業務遂行力」及び「知識共有と人材育成」を軸に活動を展開している組織です。

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